動脈硬化と肥満
動脈硬化の危険因子の中で、一番危険とされているのが肥満、特に内臓脂肪を蓄えることです。なぜなら、内臓脂肪は肥大化することにより、いろいろな生理活性物質(アディポサイトカイン)を出して動脈硬化を助長するからです。例えばPAI-1と呼ばれる生理活性物質は、血液をドロドロにするのを後押しし、HB-EGFは血管を狭窄(きょうさく)させます。レプチンはもともと善玉のホルモンですが、抵抗性が出ると血圧を上昇させます。これらが複合的に作用することによって、動脈の血管壁が硬く、もろくなってしまうのです。
男性と女性では、動脈硬化症へのなりやすさが異なります。女性ホルモンの影響と考えられていますが、女性の方が男性よりも動脈硬化にはかかりにくいとされています。