脳梗塞―ラクナ梗塞とは
ラクナ梗塞(小梗塞)とは、皮質下の脳梗塞のうち、大きさが1.5cm以下の小さな脳梗塞をすべて含みます。ラクナとはフランス語で「湖」の意味で、脳の深い所に生じた小さな湖という意味からラクナ梗塞と呼ばれるようになりました。小さな脳梗塞ですが、生じた場所によっては半身麻痺などの重い症状になることも珍しくありません。細い動脈の閉塞が原因で多発することもあります。
日本人の血管性痴呆の原因として、このラクナ梗塞が多いといわれています。発症の多くは階段状に進行する血栓性様式で、症状は単純(一症状のみ)なことが多いようです。
代表的なものは、高血圧が長期間持続したことで、大脳深部の数百ミクロン以下の細い動脈(穿通枝)に引き起こされる細動脈硬化(リポヒアリノーシス)によるものです。その他に、アテローム血栓が小さな脳血管に生じて詰まった場合や、微小塞栓が飛んだことによるものもあります。