東洋医学的未病とは
「自覚症状はあるが、検査では異常がない状態」が「東洋医学的未病」ですが、東洋医学では体を構成する基本要素を「気(生命エネルギー)」「血(血液)」「水(血液以外の体液)」としています。この3つのバランスが取れている状態を健康、くずれている状態を不健康と考えます。
不健康といっても、明確な異常が現れている場合は病気と診断されます。しかし、そうした異常が見られなくとも、「気」「血」「水」のバランスがくずれている、つまり心身に不調がある場合は、未病として治療の対象になります。現代医学は西洋医学のため、検査をしても異常が見つからず、不定愁訴として片づけられてしまいますが、これが「東洋医学的未病」なのです。
未病という言葉の発祥地である中国では、軽い心身の不調でも本格的な病気の前兆と考えられました。近年、西洋医学で注目され始めた「予防医学」の考え方は、東洋医学では数千年も前に取り入れられていたのです。