インスリン抵抗性が引き起こすもの
最近の糖尿病患者の増加は、インスリン抵抗性を主な原因とする人が増えているためと考えられます。糖尿病が発症するには、インスリンの分泌が低下していることと、インスリン抵抗性のふたつが関与していると考えられていますが、インスリン分泌の低下は遺伝的な要素が大きいため、そうした要素を持った人が急に増えてきたとは考えにくいからです。
インスリン抵抗性については近年さまざまな研究がなされ、インスリン抵抗性が2型糖尿病(食べ過ぎ、運動不足、肥満、体質が原因の糖尿病)の原因のひとつになること、心筋梗塞などが高頻度に発症する症候群の基盤となることなどがわかってきました。
また、インスリン抵抗性という状態は、高中性脂肪血症、低HDLコレステロール血症、高血圧など動脈硬化の原因となる要素が集まってしまう状態でもあります。