メタボリックシンドロームの定義
最近の研究では、さまざまな生活習慣病には、消化管の間の脂肪組織(内臓脂肪)が深く関わっているということがわかってきました。つまり、この内臓脂肪が原因の肥満(内臓脂肪型肥満)は、生活習慣病に罹患(りかん)しやすい状態であるということになり、その状態を指す「メタボリックシンドローム」という言葉が、にわかに注目されるようになりました。
「メタボリックシンドローム」の定義は、「過食や運動不足によって内臓脂肪が蓄積し、複数の生活習慣病を合併(重複存在)する状態」とされています。ここで挙げられている生活習慣病名は、高血圧症、高脂血症(コレステロールやトリグリセリドの高値)、糖尿病(インスリン抵抗性)があり、それは動脈硬化危険因子とされているものでもあります。2004年4月に発足したメタボリックシンドローム診断基準検討委員会では、「耐糖能異常、高脂血症、高血圧を合併する動脈硬化易発症状態」と定義しています。