コレステロール
コレステロールとは、中性脂肪やリン脂質と同じ脂質のひとつです。細胞膜、胆汁酸、各種ホルモン、ビタミンD前駆体の原料で、健康な体を維持するには必要不可欠のものです。しかし、血液中の濃度が高くなると高脂血症と呼ばれ、動脈硬化を引き起こす原因になります。コレステロールは、中性脂肪と一緒に血液中を運搬されています。食事からも摂取されますが、それよりはるかに多い量が肝臓と小腸で合成されています。
総コレステロールの正常値は120~220mg/dlとされています。ここで「総コレステロール」としているのは、実際にはコレステロールは善玉コレステロール(HDL)、悪玉コレステロール(LDL)に分けられているからです。
血液中のコレステロールは、たん白質と複合体を形成して、リポたん白として存在しています。リポたん白は比重の重さによってHDL(高比重リポたん白)、LDL(低比重リポたん白)、VLDL(超低比重リポたん白)、カイロミクロン4種類に分けられます。この中で、コレステロールを主に運んでいるのがHDLとLDLで、HDLに運ばれているコレステロールをHDLコレステロール、LDLに運ばれているコレステロールをLDLコレステロールと呼んでいます。