高血圧と塩分
塩分を摂り過ぎると高血圧になるといわれますが、そのメカニズムはどうなっているのでしょう。
塩分は人間の体に必要不可欠ですが、塩分(=ナトリウム)には筋肉を収縮させる働きがあります。ナトリウムが増えると、血管壁の筋肉がわずかな交感神経の刺激でも収縮しやすくなり、血液の通り道が狭くなります。また、ナトリウムには水をくっつける作用があり、血液中の水分を増やします。血液量が増えると心臓から血液を送り出すとlきにより大きな力が必要になり、血圧が上昇します。貯留したナトリウム、水分を腎臓からこして排泄するため、更に血圧が上昇します。
日本人の塩分摂取量は1日平均12gを超え、欧米の5~7gの約2倍になっています。厚生労働省では10g以下を目標としていますが、できれば欧米並みが理想的です。健康のために和食を基本とする献立が良いとされていますが、醤油、味噌、食塩などは使い過ぎず、素材の持ち味を生かした味つけにしましょう。