遺伝と高血圧
高血圧は、原因が明らかでない本態性高血圧症と、ホルモン異常などによって生じる二次性高血圧に分類されます。本態性高血圧の原因は単一ではなく、両親から受け継いだ遺伝的素因が、生まれてから高齢化するまでのさまざまな環境因子によって影響を受け、高血圧が発生するとされる説があります。本態性高血圧は、高血圧患者の9割以上を占めています。
また、両親の一方あるいは両方が高血圧であると高血圧を発症しやすいと言われています。両親が揃って高血圧の場合は、その子どもが高血圧になる確率は約50%、両親の一方が高血圧の場合は約30%という数値が出ています。
両親ともに高血圧であっても、子どもがそれを受け継ぐ確立は半分しかないのですから、体質を受け継いでいても、環境的な危険因子をなくせば高血圧にならずに済むのです。